Ⅱ.ブースト不良

 シーケンシャルツインターボという複雑な機構を持つFD3Sはブースト系のトラブルでも原因が多岐に渡ります。
 また、中古車購入時からトラブルを抱え気付かずに乗っている方もしばしば。

 1.バキュームホース破れ、ヒビ、抜け

 FD3Sは無数のバキュームホースで各ソレノイドバルブ間、アクチェータ間をつなぎタービンの作動を制御しています。
 バキュームホースに異常があるとタービンをしっかりと制御できず、ブースト不調につながります。
また不具合箇所によりアイドリングのばらつきなどの症状が出ることもあります。
エンジン熱に長年晒されたバキュームホースは熱硬化などダメージを受けています。
修理はバキュームホースを徹底的に全交換。弊社では耐熱性、耐圧性に優れるシリコンホースを使用します。

  修理の目安  :¥49,000~
  推奨同時作業 :バキュームユニット、1wayバルブ交換、イグニッションコイル交換、他

  2.ソレノイドバルブ作動不良

 ブースト制御に重要な役割を果たすのがソレノイドユニットです。
4型以降のFD3Sはサージタンクの下にソレノイドバルブが7個セットになったユニットが存在しています。
このユニットを採用することによりバキュームホースの数を減らし、トラブルのリスクを減らしています。
 ユニット内のソレノイドバルブが故障するとブーストトラブルの他、フューエルセーフによりエンジンが吹けないなどの症状が出ます。

  修理の目安: ¥54,000~(4型~6型の車両)
  推奨同時作業:バキュームホース、1wayバルブの交換、イグニッションコイルの交換

  3.インテークパイプの破れ

 アイドリングは安定してる。エンジンの吹けも問題ない。。ただただブーストのかかりが悪い気がする。
 そんな症状の時にはインタークーラーパイピングの破れの可能性もあります。
 蛇腹の部分、ホースバンドの締込部など破れは無いですか??
 トラブルを起こす前に社外品のパイピングに交換することも立派な対策です。

   修理の目安 :¥20,000~