リセッティング

約一年前にセッティングした車両の仕様変更でメタル触媒とリヤマフラーから弊社の80φフルチタンレース用マフラーに変更した車両のセッティング依頼。
元々はこれ↓とメタル触媒が使われてました。
これをこれに交換↓
前回のセッティング時で330馬力位でしたが、今回びっくりする結果に!?
前回と同じ条件にする為にダイナパックの設定を合わせセットアップ。
とは言っても気温気圧などは全く一緒にはなりませんがね。
徐々にデータを合わせてフルで回すと前回と比べてブーストの立ち上がりが大幅に良くなりました。
と同時に結構攻めたトレーリングとリーディングのデータを打ち込むと5300rpmあたり以上で少しノックが出そうな感じなので少しリタードにして回すこと数回。
ブーストコントローラー側のデータであるセット値およびゲイン値など同じ条件で回すと…
このようになりました↓
前回のマフラーと触媒では4700rpm付近でマックスでそこから徐々にブーストが落ちていく感じ
(赤点線)今回のフルチタンマフラー二回計測しても4400rpm付近でマックスとなりました。(赤と緑実線)
実に300rpm!ちなみに水色線はブーストコントローラーをオフの状態でのデータです。これで見てもわかると思いますが、ブースト圧が徐々に上がるので、マフラーの抜けが良い(背圧抵抗が少ない)ことがわかりますよ
フルストレートマフラーでECUセッティングをせずに乗るとブーストが必ず上がる傾向になるので逆にセッティングをしない車両はブローの危険があるということになります(水色線データのように回転とともにブーストがどんどん上がって1.0kPa付近まで到達)
フルストレートマフラーは危険と言われる所以です。
書くの忘れてましたがこの車両は常時ツインです。
で最後になりましたが本当に驚きの結果でした。
ユーザー様にも本当に前回セッティングしたのと同じタービンか再確認したくらいです。
赤線が1.05kPaで緑線が1.00kPa計測時です。
参考として前回のセッティング時が赤点線
マージンを考えて緑線側の1.00kPaでデータロックとワーニング&ブーストドロップ設定をしておきました。
それでも399PSが出るとは想定外でした。エンジン&タービンの状態も良かったんでしょう。
前回に比べて70PSアップ!ピークトルクの数値はほぼ変わってませんがグラフでもわかるよう4500〜7000rpmまで40kg/mをキープしてるのは素晴らしい結果でした。
インジェクターはほぼ限界いっぱいでしたので、これ以上はもう無理ですけど、ハイフローだと思われますが(ユーザーさんは中古で買った為不明)状態が良ければ前回と比べて大幅にパワー出ましたね。でも触媒がないのでストリートでは使用できませんけど…
排気系が改めてとても大事なことがわかる今回のセッティングでした。
計測条件
気温 13.6度 気圧 1017.14mbar 湿度 46.7%
車両仕様
トラストVマウント フルキット
排気系 フロントパイプ&弊社チタンフルエキゾースト
2019.4.28 しらひげ