*シャシダイの数値の本当の意味*

 

チューニングカーユーザーの皆様は、愛車のパワー/トルクって
気になるものですよね。
既に計測され、パワーグラフを持っていらっしゃる方も
居るかと思います。

ECUセッティングを行った方なら、特に気になると思います。
シャシダイを用いたECUセッティングでは、セッティング前と
セッティング後の比較にパワーグラフを見ながら、
「〇馬力上がった!」「グラフのカーブが…」などの比較が
容易に行えます。

しかし、シャシダイでの計測で数値の比較を行う場合には、
必ずTCFがいくらかや、車両コンディション、
気候条件を揃えないと比較できません。
※TCF(トラクションファクター・補正値):駆動系とタイヤなどの抵抗損失

さて、それらを踏まえて…
本日発売のOption 7月号をご覧ください。

今回は3社のGRスープラで0-1000mと最高速のテスト
を行いました。

そこでA.C.E⁺ 86に引き続きA.C.E⁺ GRスープラでも好成績を
残すことが出来ました!

競合他社が“500ps以上達成!”を謳う中、
弊社のECUセッティングはYouTube公開時のままでした。
設定ブースト圧こそ違えど、他社は500ps以上、弊社401ps。
A.C.E⁺ブログユーザーの皆様なら想定できるかと思いますが、
TCFを揃えたとしても他社同様の500psには届きません。
しかし、なぜ弊社が0-400m/0-1000mや最高速で好成績を
残すことができたのでしょうか。

0-400mや0-1000mはオーバルテストコースのストレート区間を
使用するため、各車ともに車体のセットアップに差が出ないので、
ほぼエンジン性能のみの差となります。
エンジン性能のみと言っても、3台ともにノーマルエンジンなので
ECUセッティングの差ですね。

0-400m 12.46秒
0-1000m 21.88秒
(ローンチスタートなし)
と、共に競合他社を上回っています。

弊社では加速性能の注目するべきポイントとして、
100km/h~200km/hの区間加速タイムとしています。
この区間は
“タイヤのスリップが少ない”
“シフトチェンジ回数が少ない”など
「ロスが少ない」と言う理由から、各車ほぼ同条件となる為、
パワーの差が出ると思っています。

弊社のタイムは、7.9秒、競合他社は8秒代です。
これらのデータからこの区間では、他社よりもパワーが
上回っていると言えます。

最高速テストでは、200km/h以上の超高速域で最大角度45.2°の
バンクを走行しますので、走行安定性能の重要性は86の時に
十分に学びました。
これには「足廻りのセットアップ」「空力のバランス」ですが、
今回のテスト為には特に手を加えず、普段通りの仕様でした。
ドライバーから「安定していた」とコメントをいただけるほどの
車体のセットアップだったという事ですね。

しかも、今回の弊社のECUの仕様はステージⅠで比較的抑えた仕様だ
と思っておりましたので、このオリジナルデータを
GRスープラユーザー様へフィードバックすることが出来ます。
このECUの仕様のまま弊社では
普段使い(通勤・買い物・外食)にも使用しており、
ECUチューニングによるデメリットの無い仕様です。

もちろんステージⅡ、ステージⅢと発展していく予定はありますが、
このステージⅠの仕様がマルチパーパスの仕様になります。

チューニングカーとして、MAXパワーはやはり重要ですが、
エンジンパワーと車体のトータルバランスが重要であることが
今回のテストで再認識いたしました。
また、ECUチューニングではMAXパワーが「○○馬力!」は
インパクトがありとても魅力的ではありますが、
重要なのは現状からどうチューニングするかではないでしょうか。
過去の自動車メーカーにもあったような、
「パワー至上主義」的な、馬力/トルクの数値自体は
あまり意味のない様に思います。
それは、今回の様に
「馬力がある方が必ずしも速いとは限らない」
という事です。
「馬力/トルクの数値が大きい」という事よりも、
チューニングカーなのですから「実質的に速い方がいい」
とは思いませんでしょうか。
それにピークパワーを求めすぎると耐久性に不安を抱える事となります。

「幅広いニーズを持つ一般のユーザーさんに喜んでいただけるには、
どうすればいいのか」
を研究し、ECUセッティングを行った結果400psでも十分に、
且つ安全に満足していただける仕様だろうと判断しました。
その判断は今回の記事にもありましたように、
数値上は401psではありますが、実質的には500psを謳う車両にも
勝る性能だったという事です。

もちろんチューニングを行っていくうえで、MAXパワーは重要であり
目標とするべきですが、もっとチューニングカーユーザーに
注目していただきたいのは、セッティング前とのグラフの比較です。
「ギザギザしたグラフでなく、キレイな弧を描くグラフカーブ」
「MAXパワーばかりにとらわれず、各回転でどの程度アップしたか」
「どのくらい(何%)アップしたか」
ではないでしょうか。

 

 

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2020.5.26