BNR34 セッティング

4万キロ台走行のほぼノーマル車輌ととても貴重な34GT-Rのセッティング依頼。
ユーザー様のこだわりでECU以外は全てニスモパーツでセットアップしました。
インコレもニスモ交換にしたい要望があったので、もれなくエンジンが脱着が必要な為ついでにガスケット抜け防止のため、ヘッドガスケットのみ1.2mm厚で変更しました。
6気筒のツインターボでエキゾーストフロントパイプも前後セパレートしてあるので、このような場合はより正確にセッティングする為 A/Fセンサーをフロン側とリヤ側と二系統に分けてセッティングします。
RB26は独立スロットルとインテークコレクターもニスモに交換しているので、比較的バラツキは少ないとはいえ、それでもエンジン本体各気筒状態やインジェクター、前後タービンの個体差等々考えると1系統よりもより正確に把握できます。
もちろん今回も2系統で管理しているので前後の燃焼状態のズレの補正を行い、確実にセットアップしました。この様なちょっとしたひと手間でデータの正確性の影響は出力は勿論のこと後々のエンジン状態にも大きく影響します。
ちなみに昨今の車のECUはノーマルにしても燃料、点火などのフィードバック制御は多岐にわたるので目標データに対しズレが生じた場合のフィードバック動作範疇なら補正で目標値に近づけてくれるので、無理なブースト圧をしない限りセッティングが悪くて潰れるというのは最新のECU使っていたら考えにくい状況になってきましたね。
燃圧は3.0kPAでセットし、ブースト圧0.8kPAからを徐々に圧をかけてチェック
ヘッドガスケットを交換しているとはいえ、他はフルノーマルなのと耐久性を考慮してブースト圧は1.45kPAを超えないようにしておきました。
ニスモエアフロは約目標800馬力位で使用するなら丁度良い測定容量なんですけど、今回が約500前後で使うと4V付近の計測が非常にめんどくさいので(笑)個人的には少しだけ使いたくなかったのですが、4V付近の計測値をきめ細かくして対処。
下の写真でわかるように今回の仕様だとエアフロ計測容量の50%も使えてないね。計算上だとMAX800馬力近くまでは計測できそう
今回ブーストのインターセプト(5100rpm近)で一瞬1.4kPAかかりますが、すぐに1.32まで落ちそのあとは少しずつドロップ
結果
520.42PS / 6673rpm
62.32kg/m / 5179rpm
このタービンならブースト1.2kPAでも480馬力あったので、これくらいのブースト圧の方が効率が良さそうですね。
しかもエンジン負担も考えると普段の街乗りなら1.2kPAが良いと思いました。
セッティング中、数回だけほんの一瞬 失火が高回転であったのでまずはコイルを交換をお勧めしておきます。
しらひげ
今回の仕様
INTAKE/
純正交換タイプエアクリーナー&エアダクト
エアフロメーター
インタークーラー
インテークコレクター
EXHAUST/
NE-1チタンマフラー
ENGINE PARTS/
N1タービン
フューエルポンプ
フューエルプレッシャーレギュレーター
600ccインジェクター
POWER TRAIN/
カッパーミックスツイン
全てnismo製