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86(ZN6)中期モデルのセッティングとエキゾースト違いによる比較

依頼者から他所にて現車セッティングをしたけど、速くならなかったのでセッティングに対し懐疑的になられていた様で今回メールにてセッティング依頼まで色々とご相談を受けておりました。

最終弊社にて新たにセッティング依頼を決断されました。

本人の意向で車両写真は掲載してほしくないとの事でぼかして掲載致します。

まずは現車の装着パーツや車両状態のチェックから始まり今回走行距離13万キロオーバーということもあり、フューエルポンプ及びフューエルフィルターの交換以外は特に大きな交換パーツは無くセッティングに挑みました。

当該車両はフルエキゾーストにて交換でエキマニもあまりデータが無いところのものを使用されており、どの様な結果になるか興味がありました。

またダイナパックもソフトウェアを新調し、最新バージョンにアップデートしました。

ダイナパックにもOBDデータログが取れるので今後セッティングに大いに役立つ機能です。

結果

赤色線 セッティング前

(何故かセッティングされていたのにノーマルデータでした。後から聞くとノーマルにデータを戻されたとのこと)

マゼンタ色線 セッティング後

パワー 211.78PS/6851rpm

トルク 22.82Kgm/5303rpm

温度 30.3℃ 気圧 1000.43mbar 湿度 49.8%

でした。

FA20でかつ走行距離から考えてそれなりに出た方だと思います。

それとは別に今回他のFA20(フルエキゾースト)で比較をしたいと思います。

マゼンタ色線 今回セッティング車両

水色点線  別のセッティング車両

深比較すれば明確に分かるように、ビークパワーはほぼ一緒ですがエキマニの形状等によりビークパワーに至るまでに大きく異なります。

水色点線は3300rpmから4700rpmに優位性があり、マゼンタ色線は4700rpmから6800rpmに優位性がある事が判ります。

簡単に言えばストリートでは水色の方が乗りやすく、マゼンタ線はサーキット等でタイムが出しやすいと言うことになります。

ピークパワーやトルク数値が一緒でもインテークやエキゾーストの形状により、結果はかなり変わるので一概にどのパーツが良いと言うのではなく自分の使いたいステージに合わせてパーツセットアップ選びが重要と言うことです。

2025.9.12 白髭 雅永

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