

今回はスーパーチャージャー仕様でのご依頼の1台。
ターボ仕様が多い中、このHKS GTⅡ スーパーチャージャープロキットは、下の立ち上がりから上の伸びも良く大変お勧めできる商品です。

同時装着するべきものとしてオイルクーラーがないとスポーツ走行をした場合、油温上昇がかなり早いので予算が合うのであれば必須アイテムと思います。
またこのHKSオイルクーラーキットは他メーカーと比べ値段は少々高いのですが、写真の様に導風板やオイルクーラー後側には放熱用のスリットパネルもある為、非常に効率も良くラジエターに影響しない作りとなっていてるのでこちらもお勧めの商品です。

セッティングの方はというと、今回はS/Cキットについているリストリクター付(約39mm)のセッティングと、リストリクター無パターンで両方ともデータ採りを行いました。


赤線 リストリクター有の過給圧
オレンジ線 リストリクター無の過給圧
今回は7000rpm以降の過給圧上昇が見られる為、レブ設定は7600rpm。
最終下記図の通りになりました。

赤点線 別ノーマル車両 約210PS/約26kgm
赤実線 リス有 256.56PS / 33.97Kgm
オレンジ実線 リス無 363.87PS / 40.32Kgm
となりました。
トルクグラフを見れば分かるように綺麗に下からトルクが出ているので、ボルトオンターボよりはストリート向きではあると思われます。
ここまでトルクが出るとノーマルクラッチではすぐに摩耗するでしょう。
しかしトルクフルな車に仕上がりました!
今現在考えられるボルトオン過給系でのストリート仕様では非常にお勧めできるセットアップです。
今後はターボ車両との比較も行っていきます。
今回のセッティング条件

気温 34.9℃ 気圧 1008.53mbr 湿度 53.6%
2025.7.7 白髭