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充填高効率化インマニ装着でパワーはどの様に変わるのか

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充填高効率化インマニ装着でパワーはどの様に変わるのか

 

今回GK5(フィット)の現車セッティングのご依頼があり、海外のレースで使われていた高効率のカーボンインテークマニホールドを使用させていただきました。

本来このインマニは60φのスロットルを装着推奨ですが、ノーマルECUでの制御することとなり、ノーマル(50φ)同じ電スロ特性で使用できる最大サイズが55φでしたので今回は泣く泣く55φでセッティングすることとなりました。

 

 

 

装着したインマニはアルミ削りだし部分もあるのですが基本ドライカーボンで製作されておりノーマルと異なりサービタンク容量が大幅に確保されています。

装着前にダイナパックでデータ採りもしていたので今回良い比較ができました。

 

エキマニも同時交換して下記のパワーとなりました。

 

 

現車セッティング前(赤点線)

パワー 120.23PS / トルク 15.29kgm

現車セッティング及びインマニ装着・エキマニ装着後(赤実線)

パワー 149.82 / トルク 17.44kgm

と大幅にパワーアップしました。

今までこのL15Bエンジンでインマニを交換しない場合のセッティングだと、パワー約7馬力前後アップが精一杯でしたがインマニとスロットルを交換することにより30馬力も変わりました。

グラフ図を見ればわかる様にかなりの高回転が使用できる様になり今回はレブ設定を7800rpmに設定、通常時は7500rpmシフトアップ推奨。

本来使用したかった60φスロットルを付ければ、もう少しパワーが上がる可能性もあります。

実はこのパッケージは海外でセッティング経験済みなのですが、更にこのインマニと同じメーカーのラムエアインテークシステムとエンジン本体(ピストン及びカム)を交換すればL15Bでも耐久レース仕様で180馬力程出すことが可能です。

今回日本でも試すことができ、結果も出て良かったです。ただノーマルECUの書換えは限界があり、今後他の方法も模索していきたいと思います。

また可変カムも今回触っていたのですが、今回のノーマルエンジン仕様だとノーマルタイミングの方が(4700〜5500rpm)中間トルクが出たので切り替えポイントはほぼ同じところで設定しました。

GK5で壊さずパワーを上げたい人は必見のパーツです!

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